みなさん、こんにちは!
高橋淳也(あつや)です。
地元の大分に帰ってきてから数日が経ちました。
やっぱり、大分はいいですね。
空気が美味いし、夜が本当に静か。
ダナンのあの24時間止まらないバイクの爆音の中にいたからこそ、この日本の秩序と静寂が身に沁みます。
そんな落ち着いた環境で、日本にいる求職者のみなさんから届く相談メールに、じっくりと目を通しています。
その中で、最近特に多く見かける、切実な言葉があります。
「30代ですが、未経験の業界への転職は厳しいでしょうか?」
この質問、実は僕がビジネスを行っているベトナムでも本当によく耳にします。ベトナムの労働市場は若くて活気がある分、年齢に対するハードルが日本以上にシビアで、経験があっても30代というだけで書類で弾かれるケースがザラにあります。
じゃあ、僕たちのいる日本はどうでしょうか?
結論から言います。
お茶を濁さず、綺麗事抜きで、正直にお伝えします。
厳しいです。
未経験であればあるほど
30代での転職活動はなかなかに厳しい現状があります。
今日は、第55回という節目に、この「厳しい現実」から目を背けずに、それでも僕たちが伝えたい「人生の希望」について、等身大の言葉で本音をお話ししたいと思います。
日本の多くの企業にとって
30代の採用というのは、基本的には「即戦力」を意味します。
20代のうちは「ポテンシャル(可能性)」という名前のカードが使えます。
スキルがなくても、元気があって、素直で、これから伸びそうなら企業は喜んで投資してくれます。
しかし、30代になると話は変わってきます。
30代は、20代でがむしゃらにやってきたスキルや経験が、いよいよ「花咲きだす頃」だからです。
企業側からすれば、30代を未経験で採用するというのは、それなりのリスクを伴います。
「20代の間、この人は何を積み上げてきたんだろう?」
「年下の先輩社員から、素直に仕事を教わることができるだろうか?」
そんな厳しい目で見られるのが、日本の転職市場のリアルな現状です。
厳しいことを言うようですが、もしあなたが
「どこかの業界で、トップに立っていきたい」
「プロとして一流を目指したい」と思っているなら
30代で何もない状況からスタートするのは、正直に言ってかなり厳しいし、遅すぎるかもしれません。
それが、この社会の冷徹なルールです。
「高橋は、若い頃から自分でゴリゴリ動けて、営業も独立もスマートにこなしてきたから、そんな厳しいことが言えるんだ」
もし、そんな風に思われているなら、声を大にして否定させてください。
かつての僕は、今あなたが抱えている不安の、さらに何倍も底にいるポンコツでした。
僕が25歳を迎えた時の話をします。
それまでの僕が積み上げてきたキャリアは、すべて「介護職」でした。
介護福祉士の資格を取り、障がい者スポーツ指導員の資格を取り、喀痰(かくたん)吸引の研修を受け……。
介護の現場では一生懸命やっていましたが、当時の僕は、ビジネスの基礎なんて1ミリもわからない、「言われたことしかできない人間」でした。
自分で考えて動くなんて発想はなくて、ただ与えられた仕事をこなすだけ。
「このままでいいんだろうか」
そんな焦りから、25歳の時、僕は思い切って全くの未経験だった「営業職」にチャレンジしたんです。
結果は、見事なまでの惨敗でした(笑)。
ビジネスの「ビ」の字も分かっていない介護上がりの男が、いきなり営業の世界で通用するわけがありません。
数字は出ないし、何をどうすればいいかも分からない。
毎日が苦しくて、結局、僕はその営業から逃げるようにして人材業界へと転がり込みました。
20代の半分を過ぎても
僕の手の中には、世間で言う「どこでも通用するビジネススキル」なんて、何一つありませんでした。
誇れる経歴もない。
ただの逃げ癖のある、不器用な男だったんです。
でも、人材業界に入り、さらにそこから地獄のような借金を背負って独立し、ベトナムと日本を往復するようになった今、僕は一つの真実に気がつきました。
あの時、営業で惨敗した僕が、なぜ今こうしてビジネスのピッチで戦えているのか。
それは、仕事で培ったテクニカルなスキル以上に
「自分が今まで経験してきた泥臭い社会人経験や、めちゃくちゃな育ちの中でのバックボーン」が、30代になってから一気に開花した(いや、開花しかけている)からです。
介護の現場で、毎日おじいちゃんやおばあちゃん、その家族のリアルな「命のやり取り」に向き合ってきた経験。
おかんが精神薬で錯乱して、家を追い出されて公園で寝た夜の記憶。
サッカーで大事な時に怪我をして、絶望して、クズみたいな高校時代を過ごした過去。
それらすべての、世間的には「綺麗な経歴(白)」とは言えない、ドロドロしたB面のバックボーンこそが、僕の中に「人の痛みを誰よりも敏感に察知するセンサー」や「どんな地獄でも死なない泥臭いサバイバル能力」を育ててくれていたんです。
30代の未経験転職が厳しいのは、あくまで「職務経歴書に書けるような分かりやすいスキル(A面)」がない場合の話です。
でも、人間単位で見たとき、あなたの中には、30年間必死に生きてきた中で培われた、あなただけの「バックボーン(B面)」が必ず眠っています。
大切なのは、その自分のバックボーンを隠さずに、丸ごと受け入れて、これからの人生でどう活かしていくか、なんです。
ここで、僕たちBe.Crew、そして「Be.SIDE(ビー・サイド)」が定義する「転職の成功」についてお話しさせてください。
多くの転職エージェントは
「給料が前職より〇〇万円アップしました!」
「年間休日が120日以上に増えました!」 という
外側の条件を満たすことを「成功」だと呼びます。
でも、僕たちはそんなこと、これっぽっちも成功だとは思っていません(笑)。
条件だけで選んだ会社は、数ヶ月もすればまた新しい不満が出てきて、結局「もっといい場所があるはずだ」と転職迷子になるだけだからです。
僕たちが定義する成功は、ただ一つ。
「あなたが主体的に、目的意識を持って、自分の意志で働けている状態」
これだけです。これこそが、本当の成功です。
手取りがいくらだろうが、休みが多かろうが少なかろうが、そんな他人の物差しはどうでもいい。
「俺は、この会社で、この目的のために、自分の意志でこの仕事を選んでやってるんだ」 そう胸を張って言えること。
それこそが、自分の人生のハンドルを100%握っている状態であり、一番恰好いい生き方だと思いませんか?
一流のプロのサッカー選手になるには、30代からでは遅い。
それは事実です。
でも、「自分の人生を、自分でハンドリングして生きていくこと」に、遅いなんてことは絶対にありません。
30代だからって、諦める必要なんて1ミリもない。
むしろ、これまでの恰好悪い挫折や、思い通りにいかなかったグレーな経験のすべてを、自分の「味」として武器に変えられるのが、30代からの本当の戦い方なんです。
30代での未経験転職。
確かに市場の風は冷たいし、厳しい現実が待っています。
面接で嫌なことを言われることもあるかもしれない。
だからこそ。
あなたの市場価値も、今までの恰好悪い経歴も、あなたの人生のバックボーンも、そのすべてを僕たちに聞かせてほしいんです。
他のエージェントみたいに、あなたの経歴を綺麗に化粧して、どこかの会社に無理やり押し込むようなことはしません。
あなたがこれまでの30年間で培ってきた、その歪で、泥臭くて、でも誰よりも強い「バックボーン(B面)」を一緒に見つけ出し、それを活かして「主体的に生きられるピッチ」を一緒に探します。
プロになるには遅いかもしれない。
でも、自分の人生の主役になるのに、年齢なんて関係ない。
恰好つけずに、今の現在地から、僕たちともう一度ハンドルを握り直してみませんか。
本日も、最後まで読んでいただきありがとうございました!
株式会社Be.Crew 高橋 淳也
[公式LINEのご案内] Be.SIDEでは、30代から自分の人生のハンドルを握り直し、主体的に働くためのキャリア支援を行っています。「年齢を理由に諦めたくない」「自分のバックボーンを武器に変えたい」というあなた。まずは公式LINEから、あなたのこれまでの物語を、僕たちにそっと聞かせてくれませんか。
各種事業へのお問い合せ、ご相談など
お気軽にご連絡ください