みなさん、お疲れさまです。
高橋 淳也(あつや)です。


今日ははあえて、この不穏な言葉から話を始めたいと思います。

「期待」という名の毒を、今すぐ捨ててください。

もしあなたが今、仕事や人間関係で
「裏切られた」
「がっかりした」と
やり場のない疲れを感じているなら
その原因は相手ではなく、あなた自身が抱いた
「期待」という幻想にあるかもしれません。

今日は、求職者と採用企業のどちらにも共通する
人生のハンドルを握り直すための「心の作法」についてお話しします。


1. 期待とは「自分勝手なエゴ」である

僕たちは無意識に、相手に「期待」を積み上げます。

  • 「今度の会社は、きっと僕を正当に評価してくれる」
  • 「新しく入る社員は、きっとうちの空気を変えてくれる」

期待という言葉は希望に満ちているように聞こえますが、その正体は
「自分の理想を相手に押し付けている」状態です。

相手の許可も得ずに勝手に高いハードルを設置し、相手がそれを倒したときに「裏切られた」と憤る。
これは相手からすればいい迷惑であり
あなた自身にとっては自分を傷つける「自傷行為」に他なりません。

「裏切られた」と感じるのは、相手が変わったからではありません。
あなたがありもしない幻想を相手に投影してしまったから

ただ、それだけなんです。


2. 【求職者へ】白馬に乗った企業は存在しない

転職活動中、人は「理想の職場」を夢見ます。
残業がなく、人間関係が最高で、やりがいも給料も高い。

断言します。
そんな会社は、この世のどこにも存在しません。
※あったらごめんなさい。。。

会社は人間の集まりです。
中に入れば、ドロドロした関係も理不尽なトラブルも必ずあります。
それが現実。

「こんなはずじゃなかった」とげんなりするのは
あなたが会社に「自分を幸せにしてくれる装置」としての役割を期待しすぎてしまったからです。
理想というフィルターを外し、泥臭い現実をそのまま受け入れる。

「不完全な場所だけど、ここで自分の腕を磨くと決める」
その覚悟を持ったとき、初めてあなたの本当のキャリアが動き出します。


3. 【企業へ】「救世主」を待つ時間は終わった

採用側も、同じ毒に侵されています。
特にリソースの限られた地方企業ほど
「即戦力で、自走できて、文句を言わないスーパーマン」を求めがちです。

しかし、人は思い通りには動きません。
欠点もあれば、弱い部分もある。
それが人間です。

採用の失敗とは、「優秀な人が採れなかったこと」ではありません。
「等身大の相手を見ずに、勝手に高い期待を抱いて採用し、勝手に落胆すること」です。

完璧な人を探すのをやめ、「不器用だけれど、一緒に汗を流せる人」を見つけ、その人の「B面」すらも包み込んでいく覚悟を持つ。
それこそが、人材リソースが限られた今の時代に求められる採用のスタンスです。


4. 期待を捨て、「覚悟」を握りしめる

では、何も信じなければいいのか?
そうではありません。

大切なのは、期待を「覚悟」に置き換えることです。

禅の教えに「而今(にこん)」という言葉があります。
※前回も登場しました!
「今、この瞬間を精一杯に生きる」という意味です。

期待とは未来への依存ですが
覚悟とは「今この瞬間の自分」への信頼で 最低限の「軸」さえ通っていれば、あとの細かい部分はすべて「誤差」として受け流す。

「完璧ではないけれど、この場所で、この仲間と、自分にできる最大限を尽くす」

その潔さこそが、あなたを楽にし、周りを惹きつける力になります。


5. 全部自分のせいだから、自由になれる

僕自身、借金を抱えていた頃は、常に何かに期待していました。
「誰かが拾ってくれる」「このプロジェクトさえ当たれば……」。
でも、期待は常に裏切られました。

僕を救ったのは、「もう、誰にも何も期待しない」という諦念でした。
「起きることは、全部自分のせいだ」

そう腹を括ったとき、不思議と力が湧いてきました。
期待は他人にハンドルを渡す行為ですが、責任は自分にハンドルを取り戻す行為だからです。

他人はコントロールできない。
だから、期待しない。
自分はコントロールできる。
だから、自分がどうあるべきかに全力を注ぐ。

この切り分けができたとき
僕の人生のB面は、主役の舞台へと変わり始めました。


6. Be.SIDEが、あなたの「隣」でできること

僕たちが運営する「Be.SIDE(ビー・サイド)」は、この哲学を大切にしています。

耳触りの良い嘘はつきません。
無責任な保証もいたしません。
お互いの「B面」
至らない部分や過去の失敗をさらけ出した上で、それでも一緒に歩めるかどうか。
その「期待を超えた信頼関係」を築くお手伝いをしたいと思っています。

僕たちの役割は、幻想を売ることではありません。
残酷なほどリアルな現実を共に直視し、その「地獄」すらも一緒に背負いながら、一歩前へ進むための伴走者(Crew)になることです。


最後に

「期待しない」というのは、悲しいことではありません。
むしろ、ありのままの相手を、そして自分を肯定するための第一歩です。

完璧はこの世に存在しません。
でも、不完全なまま、泥にまみれながら、それでも「今を生きる」と決めた人の姿は、何よりも美しい。

誰かに期待しすぎて疲れてしまったなら。
一度、その重たい荷物を降ろしに来ませんか。
僕たちは、ありのままのあなたの隣(Beside)にいます。

株式会社Be.Crew 高橋 淳也


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